こころの散歩

自由

自由

 自由というものは、したいことをし、気の赴くままに振舞うことではない。自由とは、まず第一にものごとをより善き善(の基準)に照らして選択する力である。ものごとが起こったときに、どう見るか、どう処するかをたくさんの(可能性としてある)処し方のなかからひとつ、選ぶ力である。あるいは、ものごとを方向づけてひとつにまとめる識別である。

――犬養道子

日野原重明 著 「道をてらす光」 私が学んだ人と言葉より
  

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