こころの散歩

諦めるは明らめる

諦めるは明らめる

 仏教の世界では、いわゆる諦めることを「明らめる」と書き表します。
 つまり、あきらめるとは断念するということではなく、事実を明らかに見るということであり、現実を直視し、それをありのままに受け入れるという意味にほかなりません。
 現実を利害関係なしに見る眼と、感情にとらわれずに起こったことを受けとめることができれば、心は穏かです。

鈴木 秀子 著 『愛と癒しの366日』(海竜社)より
  

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