こころの散歩

貧しい人々とともに

貧しい人々とともに

 イギリスのジョン・ウェスレーの方針はできるだけ節約し、できるだけ分け与えるということでした。彼がオックスフォードに居た時、年間の収入は30ポンドでしたが、彼は28ポンドを生活費に使い、残りの2ポンドを寄付していました。
 やがて彼の年間収入が60ポンド、100ポンド、120ポンドと増えていきましたが、彼は相変わらず28ポンドで生活し、残りは寄付していたのです。
 ある時、会計士が所有している銀の食器について報告を求めると、「私は銀のティー・スプーンをロンドンに2個、それからブリストルに2個持っています。今のところ私が持っている銀の食器はそれだけです。周りにパンを必要としている人たちが居る限り、それ以上買おうとは思いませんよ。」と答えたのでした。

“Barclay”より
  

ページ上部へ戻る